traditionとは

Category : 秋田・東北
今回の秋田の夏を振り返ると一番強く感じた事は、『伝統』という言葉の重みと継承。

伝の字は(つて)で意味は正しく『伝えること』
統の字は名詞で(とう)『代々受け継がれて一続きになっているもの』

伝統(でんとう、英: tradition)とは人間の行動、発言、思考及び慣習に見出される歴史的存在感を総称していう。 または、人間の生存・生活の中に長い歴史を通して表される種々の慣習や形式、価値観を総体的に指す。(Wikipediaより)

今回の秋田では有形・無形の伝統に多く触れる事ができ、改めて振り返ると多くの伝統が残っていました。

まずは実家の家業である川連漆器。
この地域を支配した栃木出身の城主小野寺氏から、
川連漆器は鎌倉時代から800年の歴史があり、堅牢さで普段使いが特徴で、地元では学校給食の器としても活用されています。
ちなみに父の母方は小野寺性で、秋田初め東北にはその流れもくむ方が多くいます。

高級品離れで高い国産より、安い海外産へと日本の消費財は変化してきました。
食品・日用品だけでなく、衣料から電化製品まで全部です。
地元の漆器店もその波は同じで何軒も廃業・倒産しました。世代交代がうまくいかなかった例も多くあります。

伝統工芸士の認定を受けていても厳しいのは同じです。
伝統工芸士①

どんなに自信を持った良い商品でも、買って・使ってもらえないと価値を認めてもらえません。
今年二月の上野松坂屋さんでの展示販売ような努力も。
まだ創業60年の阿部始漆器店ですが、父から兄へと昭和から平成の厳しい時代を何とか生き残っています。

そして自然の恵みを活かした秋田の多くの酒蔵や、一子相伝と言われた稲庭饂飩等の物作りも有形・無形でしょうか。
この時代ほとんどの製造元がHPを持ち、杜氏ブログのような形でNET発信をしています。

温泉宿を守るということも、温泉という自然の恵みだけでは魅力がありません。
常にお客様を来てもらえるよう、企業努力(接客や季節の料理の研究)を続けるのも伝統の継承かと思います。

そして秋田の文化的な無形の行事の数々。
西馬音内の盆踊りは全国的にも有名になりました。
横手市のかまくらも、冬の秋田の風物詩として昔から有名です。

湯沢市中心部では2月犬っこ祭り⇒8月七夕絵どうろう祭り&大名行列と 佐竹藩南家の歴史行事が残っています。

お時間があれば約15分の、郷土湯沢市の魅力が満載の映像をお楽しみください。青字をクリックして次画面のWMV画像を。

小町のふるさと 『ゆざわ紀行
ゆざわ紀行
WMV
Windows MediaPlayer形式 25.89MB
(300 Kbps 320×240 15:28)


全国各家庭の正月の参拝や雑煮、お盆のご先祖様のお迎えも立派な日本の伝統と思います。
母の仏前にお経をあげてもらった、親戚の何代目かさんも彼の心の中に伝統の気持ちがあるのでしょう。

こうした伝統が何百年も伝わることの素晴らしさを改めて感じ、その伝統を語り継ぐだけでなく、今の時代に無形の文化として残すこと。

伝えて残すということは大変なことですね。
歌舞伎や落語等の芸能やお茶・お花の世界では、技術を受け継いだ後継者のみが何代目と称され継承しています。
商店主や伝統工芸者が何代続いたかと誇りに思う事や、それを大いに認める日本の文化は素晴らしいと思います。

時代が変わってもその時々のニーズや経済状況に合わせて、個人や自社の強みを活かしつつ変化させていかないといけません。
それでこそ伝統が残り、かつ新しい時代のエッセンスを加え新しい伝統になって進化していくと思います。

(たかがブログなのに理屈っぽい記事になってしまいました。最後まで読んで頂き感謝致します。いよいよ明日でこのシリーズの最終日へ。)

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プロフィール

蕎麦打ち

Author:蕎麦打ち
ヨーロッパでは『JAPAN』といえば漆器の事です。
実家の亡き父が漆器職人・継いだ兄が伝統工芸士の環境に育ち、伝統と文化を愛しつつ、新しい事やチャレンジも好きな日本のどこにでもいるサラリーマンです。
その日常を【市井の人】として、平均的中年お父さんの目線から、好きな事や興味がある事を中心に綴ります。
デジカメ:RICOH
GR LENS A12 28mm F2.5
LENS A16 24-85mm F3.5-5.5
CX3
GR LENS A12 50mm何時か欲しい
携帯:PANA

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